オランダの新安楽死法や医療改革を進めたボルスト元大臣逝去

元健康省大臣であったエルス・ボルスト氏(女性)が81歳でビルトホーフェンの自宅で亡くなった。ボルスト氏はリベラルのD66党に属し、国務大臣そして健康省の大臣を務めた。ボルスト氏はD66党の設立当初から党員となり、医師であり病院長である傍らに1994年に大臣となった。同氏は条件付きの自殺を安楽死法に追加したという業績がある。さらに、医療・介護システムの大幅な革新に取り組み、病院での手術待ちをなくしたり、臓器提供に関する新しい制度も導入した。この新制度では、オランダに住むすべての住民が「死亡時に臓器提供を望むか否か」を問われるもので、移植用臓器確保に努めた。

突然の死の原因は今のところ不明で、自然死なのか事故死なのかを現在警察が現在調査中である。