アムステルダム、バッグ美術館で「王室のバッグ展」2016年10月8日から2017年2月26日まで

何世紀にもわたって、ヨーロッパでは王室がファッション・リーダーだった。女優からモナコの王女となったグレース・ケリーが持っていたエルメスのケリーバッグはそのいい例である。現在、アムステルダムにあるヘンドリッキエ・バッグ美術館はヨーロッパの王族が使ったバッグを展示している。英国のエリザベス女王、オーストリアのシシ王妃、グレース王女、そしてオランダのユリアナ女王などのバッグである。王室のバッグは当時のファッション、エチケット、旅行の様子を偲ばせるもので、バッグ好き、ファッション好きにとっては興味深い展覧会である。
王室の旅行にはトランクは欠かせないものだった。フランスのユージニー王妃は1854年の旅行の際、トランク・メーカーのルイ・ヴィトンにトランクの製作を依頼した。それからルイ・ヴィトンは王室や上流階級の間で使われるようになったという。

この美術館では常時5000点以上のバッグを展示している。また、カフェでは本物のハイティが楽しめる。(21ユーロ)

日時:2016年10月8日から2017年2月26日まで
場所:The Museum of Bags and Purses、Herengracht 573、1017 CD Amsterdam

ヘンドリッキェ・バッグ美術館