環境保護団体、高速道路を閉鎖し150人が逮捕

環境保護団体エクスティンクション・リベリオン(Extinction Rebellion)は化石燃料産業への助成金に反対しデモを行い、警察は150人を逮捕した。土曜日、環境団体はハーグ付近の高速道路A12を両方向を閉鎖するという行動に出た。15時ごろ閉鎖は解除され、両方向とも車が通れるようになった。エクスティンクション・リベリオンは数百人が高速道路でデモに参加したと発表、ライブストリームでデモと逮捕の様子を流した。

「デモ参加者や道路利用者にとって危険が伴うことは許可できない。」とし市は高速道路上でのデモを禁止していた。警察は市長に代わり、高速道路上でのデモを中止しハーグ市内のマリーフェルドで行うよう通達していた。

警察が移動するよう求めたところ、数十人が高速道路に座り込むという行動に出た。また何人かは体を道路に接着剤で接着したため、警察はコーラをかけて接着剤を取らねばならなかった。

エクスティンクション・リベリオンは、人間の生産活動による地球温暖化 、生物の多様性の喪失 、そして人類の絶滅と生態システム全体の崩壊の危険に対する有効な政策の欠如に対して抗議し、温暖化に対する政治的な決断を促すために非暴力の直接行動を用いる社会・政治的な市民運動である。モナリザやフェルメール作品などにスープやトマト缶を投げるなどの行動で、世間を騒がしたのものこの団体。逮捕されことで注目を浴びるのが目的だという。