法改定で薬がどこでも購入できる?! 薬局が懸念

現在国会では条件付きでどこでも薬の販売ができるような法改定を検討している。コンピュータを通じた遠隔操作で薬剤師が消費者の要望に答え必要な薬を販売するというものだ。この改定について薬局やドラッグストアは懸念を示している。

「この法改定はスーパーマーケットからの要望で行われるもので、消費者へのサービスというよりもあくまでも利益拡大を狙ったものである。この法律が施行されることになると、薬剤師なしで、ホームセンターやガソリンスタンドそしてディスカウントストアで薬が買えるようになる。店では単にアドバイスをするiPadを置いておけばいいだけだ。」とドラッグストア協会は批判している。コンピュータのスクリーンを通じてアドバイスは受けられるものの、危険はま逃れない。「例えば点鼻薬を大量に使用し中毒になる可能性もある。」と同協会。

ドラッグストアには全土で約5000人の資格を持った店員がいる。これらの店員は薬剤師ではないがドラッグストアで販売する薬についての知識は十分ある。協会はこの資格のために多額な投資をしてきた。
スーパーマーケットは「スクリーンを通じて適切なアドバイスができるのだから、問題はない。開店時間も長いのでいつでも対応可能だ。」とドラッグストア協会に反論している。