ハーグのスヒルダース地区で200人逮捕
モロッコ系オランダ人が多く住むハーグのスヒルダース(Schilders)地区で暴動があり約200人が逮捕された。4日間にわたるこの騒ぎ、当初は大声を上げて騒ぐだけだったが、昨日は一部のグループが取り囲む警察隊に花火を投げつけるなど不穏な情勢になった。一昨日には石やビンを投げつけ建物を壊したり火をつけるなど暴動は頂点に達していた。暴動は週末に警察の暴力によって死亡したヘンリケスさんの追悼とは直接関係ないという。
ハーグのファン・アルツェン市長によれば、スヒルダース地区の住民が協力してフーリガンと呼ばれる若者たちを抑えたおかげで、騒ぎが鎮静されたという。「警察に協力してくれたスヒルダース地区の人々に感謝する。」と同市長と警察署長は述べている。
ハーグは政府省庁や大使館がある静かで裕福なイメージを持つ人が多いが、スヒルダース地区をはじめとした移民の多い地区は失業率が高く貧困層が多い。