オランダ、警察による暴力で男性死亡
先週週末ハーグで警察に拘束されたオランダ領アルバから来た男性が死亡した事件で、検察はその死因が酸素不足であると水曜日に発表した。この男性ミッチ・ヘンリゲスさんは逮捕当時ドラッグもアルコールも使用していなかった。ヘンリゲスさんは数名の警官に地面に押さえつけられ窒息し意識不明になったものとみられる。
この日ロックグループUB40の屋外コンサートが開かれており、ヘンリゲスさんはこれに参加していた。警察によれば、同氏はピストルを持っていると叫んでいたという。これを聞いた警察は数名でヘンリゲスさんを捕まえ、地面に倒し上から押さえつけた。当初警察側は署への連行中に気分が悪くなりそのまま病院へ運んだと発表していた。しかし、後にインターネットに逮捕時のビデオが掲載され事態は一転した。映像によれば警察に暴行されたヘンリゲスさんは輸送車に引きずられているときにすでに意識不明の状態であった。
この暴行に関わったとみられる警察官5名は殺人容疑で停職処分となった。またハーグの移民の多く住むスキルダースワイクではではこの不法逮捕と警察の暴力に抗議する暴動が起きた。