オランダ政府、低率VATを廃止か

オランダの付加価値税(VAT,BTW)は、通常税率が21%、食品などの日用必需品に対しては6%が適用されている。政府はこの低率VATを廃止する計画である。低率VATを廃止することで40億から50億ユーロ(5000億円から7000億円)の税収が見込まれる。しかし消費者にとってはこの税制改革で、多くの製品やサービスの価格が上がることになる。政府によれば、付加価値税による増収の代わりに雇用にかかわる税金を下げ、雇用の促進を行うのが目的であるという。
この税改革法案は月曜日に与党の自由民主党(VVD)と労働党(PvdA)で合意に至った。ヴィーベス財務次官は水曜日夜に野党への説明を行う予定である。