アムステルダムに世界初の3Dプリンターによる橋建造

オランダの大手建設会社ハイマンス(Heijmans)とベンチャー企業であるMX3D社が、世界初の3Dプリンターで作る橋を建設すると発表した。鋼鉄製の3Dプリントというのも、かつてないものである。橋は巨大3Dプリント用に特別に作られたロボットが建設する。最初の橋はアムステルダムの歴史的な地域にある運河に「プリント」する計画である。

これまで3Dプリンターは医療用機器の部品など比較的小さな部品製作などに利用されきた。この3Dプリントの橋という、とてつもなく大きな物体をプリントするのは3Dプリンター界における大きな飛躍である。計画されている橋は現場で製作する。一方の岸でプリントを開始し少しずつ伸ばしていく、そして最後に向こう岸に着くという仕組み。
技術的には問題はクリアしているというが、市当局の許可はまだ下りていない。MX3D社によれば9月には着工場所は決定するという。橋の強度など建設に関する技術指導はハイマンス社が行う。

3Dプリントの鉄橋建設