オランダのイチゴ生産高史上最高に
オランダのイチゴ生産高が増加しており、2014年には5400万キロを収穫した。これは2013年の生産高より300万キロも増加している。例に漏れずオランダはイチゴの大半が温室とビニールハウスで栽培している。
収穫された苺の約60%が輸出されている。国内での消費は約2300万キロで、生食、ケーキ、デザート、ジャムなどに使用されている。約3000万キロはヨーロッパ内への輸出。40%がベルギー、15%がノルウェー、15%がドイツそして10%がイギリスへの輸出である。
輸出額で見ると、苺がオランダの農産物では重要な地位にのし上がってきているのがわかる。これまでの典型的な輸出農産物は、トマト、パプリカそしてキュウリであったが、苺はこれに追いつこうとしている。イチゴの生産農家が集まっているのは北ブラバント州。その中でもゴッホの生まれた村であるズンデルトがその中心になっている。
温室やビニールハウスでの栽培技術が発達し、地植え栽培よりも生産性が高い。その上、冬は暖房を入れた温室で、春と秋はビニールハウス、そして夏は地植えと、1年中絶え間なく生産しており、これが生産高を急増させた要因である。
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