静かな村で大銃撃事件発生、34人逮捕

オランダ東部ヘルダーラント州のオーフェラッセルト(Overasselt)で月曜日夜起きた銃撃事件をめぐり、火曜日、34人が逮捕された。麻薬組織(ギャング)の抗争とみられており、容疑者はオランダ、ベルギー、フランス、アルジェリアなど複数の国の出身者で、警察は「国際的な集団」だったとしている。

  • 逮捕はリンブルフ州の国境付近や近くのトウモロコシ畑など、10か所の現場で行われた。
  • 警察は複数の武器、電子機器などのデータ媒体、車両を押収した。
  • 容疑は、殺人・故殺への関与から誘拐の準備まで多岐にわたる。容疑者らは武装していたとされ、今後さらに逮捕者が出る可能性がある。
  • 事件は月曜から火曜にかけての未明、住宅で発生。51歳の男性(ウィヘン在住)が死亡し、警察官2人が負傷した。警察官は現場に到着した午前4時ごろ、いきなり銃撃を受けた。2人とも命に別状はない。
  • 現場では約20発の銃声が聞こえ、住民の中には銃声を花火と勘違いした人もいた。その後、3人の男性が路上を走って逃げる姿も目撃された。

市長は事件について「極端で、オランダでは考えられないほどの暴力」と表現し、警察トップも「前例のない暴力」と述べている。

背景には過去の銃撃事件

今回銃撃された住宅は、前年にも銃撃を受けていた。当時は少なくとも25発の銃弾が撃ち込まれ、アムステルダムの21歳の男が逮捕された。この男はカラシニコフ銃で発砲したことを認め、今年初めに18か月の少年拘禁刑(うち6か月は執行猶予)を言い渡されている。

自治体は昨年10月からこの住宅周辺に監視カメラを設置していた。過去にも多くの通報や事件があり、再び銃撃や爆発物などを使った暴力事件が起きる可能性を市当局もすでに警戒していたという。

現在も警察による大規模な捜査が続いており、警察は住民に対し、不審な人物や物を見つけても自分で接触・回収せず、112(緊急通報)に連絡するよう呼びかけている。