欧州のガソリン代、オランダ最高値でスペイン最安値
オランダのガソリン代が世界で最も高い国(香港の次)であることは周知の事実だが、スペインがリットルあたり1ユーロも安いことはご存知だろうか。なぜこれほど価格差があるのか?
ルクセンブルクでもベルギーでもなく、現在ヨーロッパで最も燃料価格が安い国はスペインとなった。その理由についてオランダの自動車団体ANWBが説明している。
米イラン戦争による燃料価格の高騰を受け、オランダでは国境を越えて安い国で給油する「タンクツーリズム(給油目的の越境移動)」が盛んになっている。欧州各国のガソリン代の比較
スペインでは1リットル1.50ユーロ以下で給油できることも
では、なぜこれほど国によって価格差があるのだろうか。
ANWBによると、現在スペインでは高速道路のサービスエリアでガソリン1リットルが約1.65ユーロで販売されている。一方、オランダでは同じガソリンが2.40ユーロを超える。さらに、高速道路を降りた一般のガソリンスタンドでは、スペインでは1リットル1.50ユーロ以下で給油できる場所もあるという。
価格差の最大の理由は「燃料税」
スペインが、これまで「給油天国」と呼ばれてきたルクセンブルクよりも安くなったことについて、ANWBは、「ルクセンブルクは長年、休暇で旅行するオランダ人にとって最も安く給油できる国でした。今回の価格差は主に燃料税(物品税)が理由です。EUでは最低税率が定められていますが、それを上回る税率は各加盟国が自由に設定できます。この政策上の自由度が、ヨーロッパ各国の大きな価格差を生み出しているのです」と説明した。
調査対象で最も高いのはオランダ
ANWBはオランダに加え、ベルギー、フランス、ドイツ、オーストリア、スイス、スペインなど、夏休みに人気の8か国について燃料価格を比較した。
その結果、オランダが調査対象国の中で最も燃料価格が高いことが分かった。
高速道路での給油は避けたほうがお得
ANWBは、予算を抑えて旅行したい人に対し、出発時に高速道路のサービスエリアで満タンにしないよう助言している。「同じ国でも、高速道路沿いと一般道沿いでは価格差がかなりあります。財布への影響は決して小さくありません。」この傾向はオランダだけでなく、ドイツやオーストリアなどでも見られ、高速道路のサービスエリアでは一般のガソリンスタンドより高額になるケースが多いといu.