アメリカ政府、国際刑事裁判所(ハーグ)を非難

アメリカ政府は、オランダ・ハーグの国際刑事裁判所(ICC)を外交的に孤立させる大規模な取り組みを開始する。政府はICCが「アメリカに対して戦争を仕掛けている」と主張し、各国にICCからの脱退を促す方針である。

マルコ・ルビオ国務長官は、ICCが「いわゆる国際法を悪用している」と非難した。一方、先月にはICCの裁判官3人が、昨年科された制裁は違法だとしてトランプ政権を提訴している。

米政府はICC職員への渡航禁止やビザ取り消しなどの追加制裁を検討しているほか、各国に対し、ICCが米軍兵士を訴追する権限に反対するよう外交的圧力を強める考えである。応じない国は監視を強化される可能性がある。

トランプ大統領は第1次政権時代からICCに敵対的な姿勢を取ってきた。2020年にICCがアフガニスタンでの戦争犯罪捜査を開始し、米軍も対象となったことが背景にある。その後、捜査の重点はアフガニスタン政府やタリバンによる犯罪へと移されている。