オランダ人ますます金持ちに。個人消費額欧州2位に

オランダはここ数十年でますます豊かになっていると、オランダ中央統計局CBSが報告している。賃金の上昇と経済成長により、オランダ人が自由に使えるお金は50年前の2倍になった。

平均的なオランダ人は昨年、3万4000ユーロを消費した。この金額には、スーパーでの買い物や家賃だけでなく、政府が国民のために支出する医療費なども含まれている。前年はまだ3万2000ユーロ強だった。

物価変動を考慮すると、オランダ人の消費はこの50年で2倍に増えたことになる。つまり、現在のオランダ人は当時よりもはるかに余裕のある暮らしをしているということだ。「今では、“大金持ち”に対する感覚も変わってきている」とCBSの研究者ピーター・ハイン・ファン・ムリヘンは語る。

現在の平均的な総所得は約4万ユーロとなっている。「1970年代半ばであれば、その額はインフレ調整後でも、オランダでもっとも裕福な層に属していたでしょう」とファン・ムリヘンは言う。「現在では当たり前になっている海外への飛行機旅行も、当時は裕福な人だけのものでした。そうした旅行に行ける人は、家族総出でスキポール空港まで見送りに来てもらったものです。」

ヨーロッパ全体で見ると、オランダは「個人消費額」で2位に位置しており、その額は3万4000ユーロに達する。1位はルクセンブルクで、オランダのすぐ下にはベルギーやアイルランドなどが並ぶ。

GDPと消費は連動している

2025年の1人あたり国内総生産(GDP)は6万5000ユーロを超え、前年より1.3%増加した。円安もあり日本は一人あたりのGDPは3万1000ユーロ。GDPは、オランダ国内でどれだけのお金が稼がれているかを示す指標である。他国と比較するため、CBSは国内で生み出された総額を人口で割って算出している。