アムステルダム市、今日が生誕750年
アムステルダムは本日、ちょうど誕生750年を迎えた。フェムケ・ハルセマ市長は、象徴的な時刻である午前7時50分に長さ75メートルのケーキをカットし、市の公式な誕生日を宣言した。
雨模様の天気にもかかわらず、ダム広場には多くのアムステルダム市民がケーキを目当てに集まり、「Lang zal ze leven(誕生日おめでとう)」の歌を合唱した。
市のシンボルである三本の十字が描かれた巨大ケーキは、7,500切れに分けられ、市内各地区の住民に配られるという。
アムステルダムは、12世紀末に小さな漁村として始まった。その名は「アムステル川のダム」に由来し、川を渡るためのダムが建設されたことからこの都市名がつけられた。都市の発展は、主に貿易と商業に関係している。16世紀には、アムステルダムはスペインから独立を果たしたオランダの一部となり、黄金時代を迎える。この時期にアムステルダムは世界的な貿易拠点として繁栄し、特に東インド会社(VOC)の設立によって貿易が盛んになった。
一年を通した祝賀行事
アムステルダムの誕生日はこの1年間、さまざまな催しで祝われてきた。
その中でも印象的だったのが「Op de Ring」フェスティバル。6月の猛暑の日に、高速道路A10が一日限定で封鎖され、道路上でフェスティバル、結婚式、マラソン大会などが行われた。