秋休みに子供と出かけるスポット

オランダは秋休み真っ只中。国外に旅行する人も多いが、アムステルダム近郊でも子供といっしょに楽しめる。

ヘーム庭園の「おとぎの森」

ザーンダムのヘーム庭園は秋休みのあいだ、おとぎ話の森へと姿を変える。話す木や魔女、海賊、小人たちが登場し、訪れた子どもたちを迎える。仮装して参加すると、いっそう楽しめる趣向である。途中では「小人カフェ」でパンケーキを食べて一息つくこともできる。
所在地:Jacob Willemszoonstraat 22(ザーンダム)/詳細:znmc.nl


アムステルフェーンの収穫庭園でかぼちゃを彫る

10月のアムステルフェーン収穫庭園(Pluktuin Amstelveen)は、かぼちゃ一色である。子どもたちは専用道具を使って、自分のかぼちゃをくり抜き、飾りつけることができる。中に明かりをともせば、秋のテーブルを彩る芸術作品が完成する。
所在地:Amsteldijk Zuid 183b(アムステルフェーン)/詳細:pluktuinamstelveen


アムステルダムの森(ボス公園)で「音の散歩」

10月20日と26日、音のアーティストたちがアムステルダムの森の音を探すツアーを行う。「よく耳を澄ますと、森はどんな音を奏でているのか?」というテーマのもと、子どもたちは録音機器を手に、普段は聞こえない世界を発見する。
所在地:Bosbaanweg 5(アムステルフェーン)/詳細:amsterdamsebos.nl


ホルタス植物園の「ハーブ標本集め」

ホルタス植物園では、無料のハーブ標本帳を手に秋の葉集めが楽しめる。赤や黄、丸い葉、ハート型の葉――どんな形でも帳面に貼って、自分だけの秋のコレクションを作ることができる。
所在地:Plantage Middenlaan 2a(アムステルダム中心部)/詳細:dehortus.nl


国立美術館「家族の月」

アムステルダム国立美術館(Rijksmuseum)は、3〜12歳の子ども向けの創作ワークショップ月間を開催している。自分の「ライクスねずみの家」を作ったり、粘土で絵を描いたり、猫のピムとポムによるオーディオツアーで館内を探検できる。
所在地:Museumstraat 1(南地区)/詳細:rijksmuseum.nl


世界博物館「カラス評議会」

世界博物館(Wereldmuseum)では、気候変動をテーマにした体験型展示「カラス評議会(Raad van de Raaf)」を開催中。6〜13歳の子どもたちが、世界各地で人々がどのように気候変化に対応しているかを学ぶ。カヤックに乗ったり、犬ぞりに乗ったり、氷が割れる音を聞いたりできる。最後には、グリーンランド風ケーキを焼くか、野菜スープを作るかを選べる。
所在地:Linnaeusstraat 2(東地区)/詳細:amsterdam.wereldmuseum.nl


アート・ズー・ミュージアム:トラとT・レックスの間で

新設のアート・ズー・ミュージアム(Art Zoo Museum)は、不思議なものが詰まった「驚異の部屋」。剥製の動物、ヘビ、オウム、骨格標本、ホルマリン漬けのチューリップ、そしてティラノサウルス・レックスの骨まで展示されている。小さな子どもにはちょっと刺激が強いかもしれない。
所在地:Herengracht 368(中心部)/詳細:artzoo.com


音楽館のサウンドラボ

アムステルダムのコンサートホール(Muziekgebouw)には、100種類もの特製楽器が揃っている。ワークショップでは、日常の物を楽器に変え、リズムを試し、電子音とミックスし、最後にミニ演奏会を行う。音楽経験は不要、必要なのは好奇心。
所在地:Piet Heinkade 1(東地区)/詳細:muziekgebouw.nl


NDSM子どもアトリエで光のオブジェ作り

NDSM埠頭の子どもアトリエでは、木材・光・透明素材を使って浮かぶ光のオブジェを制作する。完成した作品は、これから訪れる暗い季節をやさしく照らすかもしれない。
所在地:NDSM-plein 85(北地区)/詳細:ndsm.nl