欧州の観光地、極端な天候に見舞われる
夏休みにヨーロッパの各地を旅行中、あるいは計画を立てている人にはあまりいいニュースではない。 現在多くのヨーロッパ諸国が極端な天候に見舞われている。ひどい天候はなぜか人気のあるバカンス地で発生していることが多い。この悪天候や豪雨、そして森林の火事は、気候変動の影響が顕著な近年になってからだ。
たとえばアルプス地域では、悪天候や激しい雨に見舞われている。特にオーストリアのチロル州やフォアアールベルク州、スイス北東部が影響を受けている。
一方、北イタリアやクロアチアでは、ひょうを伴う激しい雷雨への警戒も呼びかけられている。イタリア北部に位置するコモ湖やガルダ湖は、夏になると多くの観光客が訪れる場所である。
さらに、ヨーロッパ各地では多数の自然火災も発生している。スペイン、ポルトガル、ギリシャなどでは森林が燃えており、トルコ当局は「非常にリスクの高い週」であると表現している。トルコの半数以上の県では、気温が40度を大きく上回っている。