オランダ国王一家、ローマ教皇の葬式に参加せず

26日に行われるローマ教皇の葬儀には各国の首長が参加するが、オランダからはウィレム・アレクサンダー国王とマキシマ女王は出席しないことになった。これは26日(土)のキングスデー(国王誕生日)と重なるというのがその理由だ。今年のキングスデーはドゥティンヘム(Doetinchem)で行われ、王室オレンジ家のファミリーが総出で国民と交流する。ちなみにキングスデーは通常4月27日なのだが、今年は日曜日に重なるため土曜日の26日に変更されている。

国王一家の代わりに葬儀に出席するのは、ディック・スホーフ首相と外務大臣のカスパー・フェルトカンプ氏の2人である。

ウィレム=アレクサンダー国王とマキシマ王妃は、フランシスコ教皇と温かい関係を築いていた。夫妻は教皇就任式に出席し、バチカンには公私にわたって何度も訪問しており、娘たちと一緒に訪れたこともある。

教皇の逝去を受け、国王夫妻は「フランシスコ教皇は、すべてにおいて慈愛を体現されている。神の愛を揺るぎない信仰で信じ、思いやりと人間性を訴え続けた方でした」。と述べている。