パスポートの性別「X」は、米国渡航注意

オランダの外務省はパスポートの性別に「X」と記載されている人は、米国への渡航に注意するよう呼びかけている。米国は2025年1月20日から男か女という2つの性別しか認めていない。

米国のビザを姿勢する際には性別を記載しなければならないが、オランダのパスポートの性別には、M(男性)V(女性)のほかに、主としてLGBTQIAの人が選ぶ「X」がある。Xと記載されているパスポートを入国時に提示することはリスクがあると、オランダ外務省は警告した。実際に同性愛者を認めていない国は米国以外にも60カ国以上あり、入国には注意が必要だという。

トランプ大統領は男性か女性以外の性別は認めないという法令を敷いており、オランダ以外のEU諸国もすでに警告している。とくに、性転換者やノンバイナリーと呼ばれる人たちの米国入国に注意するよう呼びかけている。