電気自動車所有者、ガソリン車へ乗り換え進む

オランダはこれまで環境保全のため電気自動車の普及に努めてきたため、電気自動車の所有者が多い。ところが最近、電気自動車を売ってガソリン車へ戻る人が増えている。調査によれば電気自動車所有者の3分の1が乗り換えを考えている。
これまで電気自動車には道路税が全くかからなかったが、今年からこの税優遇が少しずつ消え去り、2030年には完全廃止となる。2030年までに乗り換えようと考えている人は60%に及ぶ。
調査は電気自動車所有者連盟(RVO)とフローニンゲン大学の共同で3500人を対象に行われたもの。
電気自動車所有者は今年から通常の道路税の4分の1を支払わねばならない。来年からは4分の3へと値上がりする。またビジネスでのリース車(電気)への付加特典の割引も終了となる。このため、平均的な電気自動車は、同等のガソリンエンジン搭載車よりも高価になる。
いずれにせよ、電気自動車は近いうちに多額の道路税を支払うことになる。税務当局は重量に基づいて道路税を計算しているが、電気自動車は内蔵バッテリーにより非常に重くなり税金も高い。