EU、米国製品へ輸入課税。ジーンズ、バイク、農業製品など値上がり

欧州連合(EU)は、アメリカが課した鉄鋼とアルミニウムへの輸入関税に対抗して、アメリカ製品に対する独自の輸入関税を導入することを決定した。これにより、バーボン、ハーレーダビッドソンのバイク、ボート、ジーンズなど、多くのアメリカ製品がヨーロッパで値上がりする。

背景
アメリカは本日から鉄鋼とアルミニウムに対して25%の関税を導入しており、この措置はアメリカ企業がこれらの製品を海外から輸入する際に追加で課税されることになる。EUは、2018年にトランプ大統領が初めて鉄鋼とアルミニウムに関税を課した際に導入した対抗措置を再び発動し、追加の関税を導入する予定だ。

EUの対抗措置
EUは、今後数週間のうちにアメリカ製品に対してさらに追加の関税を課すことを検討している。最終的には、18億ユーロ相当のアメリカ製品に対して輸入関税が適用される見込みだ。

輸入関税の影響
輸入関税は、外国からの製品を高くし、消費者にも影響を与える。トランプ大統領は、アメリカ国内での製造を促進するために輸入関税を導入したが、EUはそれに対抗する形で自ら関税を課すことになった。