アーネム中心街で大火災

オランダ・アーネム(Arnhem)市中心部で昨夜(3月6日早朝)発生した火災は、3月6日午前現在、いまだに鎮火していない。現在もガス火災が続いており、延焼を防ぐために75軒の建物でガスの供給が停止されている。この影響で、今夜は数十人が自宅に戻れない状況となっている。

火災は今朝3時45分頃、ヤンス通り(Jansstraat)にある雑貨店「SoLow」の店舗で発生し、コーレンマルクト(Korenmarkt)周辺に広がった。これにより、約10棟の歴史的建造物が焼失し、複数の店舗や上階の住宅が被害を受けた。

大規模な消防隊が動員され、外部から消火活動を続けている。しかし、倒壊の危険があるため、少なくとも10棟の建物内部には立ち入れない状態である。

警察は建物内の人々を避難させようとしているが、全員が無事に避難できたかはまだ確認されていない。現在のところ行方不明者の届け出はないものの、犠牲者の有無が判明するまでには時間がかかる可能性がある。