オランダ、インフルエンザ猛威をふるう

インフルエンザの感染者数がここ数年で最多となっている。調査機関NivelとRIVM(国立衛生感染研究所)が水曜日に最新のインフルエンザ統計を発表した。
先週、インフルエンザの症状を訴えて家庭医を受診した人は、10万人あたり118人にのぼった。1週間前は76人だったため、大幅な増加となっている。10万人あたりの患者数が100人を超えたのは2020年以来初めてである。RIVMがインフルエンザの統計を発表し始めたのもその年だった。
先週から正式にインフルエンザ流行と認定
インフルエンザにかかった人の多くは医師の診察を受けないが、高齢者や基礎疾患のある人などは受診することが多い。そのため、こうした統計はインフルエンザウイルスの拡散状況を把握する上で重要な指標となる。当然ながら、医師の診察を受けない人が大半なので、この数は数倍にのぼるはずだ。
インフルエンザに似た症状は、他の病原体によっても引き起こされることがある。だが、実際にインフルエンザウイルスによるものかどうかを確認するために、喉や鼻から採取した検体の検査が行われている。その結果、大半のケースでインフルエンザウイルスが原因であることが確認されている。
さてこのインフルエンザの流行はどのくらい続くのだろうか。過去の統計からほぼ9週間という数字が出ている。となると3月の中旬まで注意を怠らないほうがいいということになる。