セルフィースティック、美術館やスタジアムなどで禁止

セルフィースティック(自撮り用の棒)が世界中で流行っているが、使用を禁止する美術館や博物館などが相次いでいる。先週はロンドンのナショナル・ギャラリーが禁止令を出した。美術館での使用は他の観客の邪魔になるだけでなく作品を傷つける可能性があるというのが理由。欧州では多くの美術館ではフラッシュを使用しない限り写真撮影を許可しているが、三脚の使用は禁止されているされているところが多い。セルフィースティックは三脚と同じと見なすというのも理由のひとつ。
オランダではすでに国立美術館、タイラース美術館、近代美術館(Stedelijk Museum)での使用が禁止されている。今後さらに多くの美術館で使用が禁止されると予想される。

美術館だけでなくサッカースタジアムでも使用できない。サッカースタジアムではセルフィースティックは武器になりうる。伸ばすと1メートル近くになる棒を試合中に興奮したファンが振り回すと周りの人に被害を与える可能性がある。現在ブラジル、イギリスそしてアムステルダムでの使用が禁止されている。