オランダの音楽輸出過去最高に。ダンスミュージック以外でも。

オランダのアーティストによる音楽は昨年、世界中で約2億2,000万ユーロの収益を上げた。この金額は過去最高であある。例年同様、オランダのダンスミュージック(電子ミュージック)が好調だったが、海外で最も多く公演を行ったアーティストのリストには新しい名前が多く見られる。
2億2,000万ユーロ以上の純収益は、2023年と比べて11%の増加である。これまでの最高記録は2018年の2億1,650万ユーロであり、この年もオランダの音楽で得られた収益だった。この数字には、著作権収入、音楽録音、さらには公演収入も含まれる。
最も注目すべき点は、公演回数が多いアーティストのリストに新世代の名前が増えていることだという。このリストの上位は主に電子音楽のアーティストが占めているが、過去に多く海外公演を行っていたTiëstoやAfrojack、Martin Garrixといった著名DJだけではなくなった。たとえば、ハウスおよびテクノDJのフランキー・リザルド(36歳)は海外で112公演を行い、1位となった。
海外公演回数が多いアーティスト
- Franky Rizardo (112回)
- Mau P (110回)
- Chris Stussy (96回)
- Tiësto (92回)
- Afrojack (92回)
- Martin Garrix (88回)
- Joris Voorn (88回)
- Angerfist (80回)
- Reinier Zonneveld (79回)
- Sam Feldt (78回)
オランダの電子音楽だけではなく、バンド「Personal Trainer」が21位で62公演、「Distant」というダウンテンポ・デスコアバンドが13位で74公演を行うなど、幅広いジャンルが世界で評価されている。
画像:UnsplashのRedd Franciscoが撮影した写真