ベルギーではマスク着用推奨、オランダは特になし
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ベルギー保健省は呼吸器感染症に関する警戒レベルを「黄色」から「オレンジ」に引き上げた。同省は感染した人にマスクの着用を求めている。一方、オランダでは現在のところ特に問題はないと、RIVM(オランダ国立公衆衛生環境研究所)は述べている。
この冬からベルギーでは「呼吸器感染症の冬季計画」という施策が導入されている。この計画では、インフルエンザやコロナウイルスの流行時に迅速に対応できるよう、警戒レベルを色分けで示す仕組みが採用されている。
「オレンジ」の警戒レベルでは、病気の際に自宅待機や接触を避けることが推奨される。また、病気の人にはマスクの着用が求められる。これは、人混みや医療従事者との接触時に特に推奨され、症状が消えて数日間もこのアドバイスが適用される。
ただし、これは義務ではなく、あくまで推奨事項である。コロナパンデミック以来、ベルギー当局が特定の状況でマスクの着用を人々に求めるのは今回が初めてとなる。
オランダの勧告はベルギーほど厳しくない
RIVMによるとオランダでは現在、呼吸器感染症による感染者数が特に多いわけではない。ただし、オランダもインフルエンザの季節であり、一般的な予防策が推奨されているいる。
RIVMは公式ウェブサイトで、呼吸器感染症の場合、例えば介護者との接触が必要な場合にはマスクを着用するよう推奨している。また、病気の際は自宅待機し、咳やくしゃみを肘で抑えることも勧められている。しかし、これらの勧告はベルギーほど厳格ではない。