ロッテルダムの武器見本市デモで、逮捕者

ロッテルダムの警察は、Ahoy会場で発生した落書き事件に関連して複数の逮捕者を出した。この事件は、本日同会場で開催される武器見本市に反対する団体によるものとされている。今朝、会場周辺には落書きの実行者以外にも数十人のデモ参加者が集まっていた。一部のデモ参加者は一時的にアクセス道路を封鎖した。

Ahoy前では、約20人が互いに鎖でつながり座り込んでいた。彼らはパレスチナの旗やスカーフを身につけている。デモ隊は市が指定したAhoy入口付近のデモゾーンへ押し戻された。活動家たちは一時的に会場周辺の複数の場所に散らばっていたが、現在は再びゾーン内に集結している。

真っ赤なペンキでAhoyの建物に書き殴りした事件は「XR Justice Now!」が声明を通じて犯行声明を出した。この環境保護運動団体は、赤い殴り書きを「偽の血」とし、武器見本市の参加者に「彼らが世界中で引き起こす流血の現実を突きつけるため」の行為だと説明している。また、同団体はAhoyに対し「社会的責任を果たし、武器見本市を中止すること」を要求している。

主スポンサーであるKPNにも、見本市への資金提供を撤回するよう求めている。「XR Justice Now!」は、「これがオランダで最後の武器見本市となるよう、全力を尽くす」との姿勢を示している。

警察は、落書きを行った者とデモ参加者は別グループであることを強調している。「現在、デモゾーンに30〜40人ほどがいるが、今日中にさらに増える可能性がある」と警察の報道官は述べている。また、安全対策として、会場周辺には機動隊(ME)が配置されている。