ドイツでの国境検問始まる。オランダ国境も
ドイツは陸上の国境全域に検問による国境管理措置を導入する。テロリストや不法移民の取り締まり強化を目的としている。この国境管理はドイツと国境を接している国すべてに適用されるため、オランダとの国境でも実施される。これまでいわゆるシェンゲン協定国間では国境検問はなかったが、今後この動きは強化される可能性がある。
国境では、パスポートかIDを提示する義務がある。免許証だけでは不十分だという。ドイツ警察は日曜日、独ネーダーサクセン州に接するオランダのフローニンゲン州、ドレンテ州そしてオーフェルアイゼル州での国境を管理すると発表した。高速道路A7,A37,A1が検問対象となる。オランダ南部でノードライン・ウェストファーレンに接する地域では、サンプルチェックが行われる。高速道路だけでなく通常道路でも同様な検問が行われるという。
ただし検問は全部の通行車両に対し行われるものでなく、一部の車両のみだとドイツ警察は述べている。検問は月曜日の夜中から開始される。国境のみでなく、ドイツ国境から30km以内で検問が設置される予定。国境付近での渋滞も懸念されている。