ドロップシッピングのサイトに注意
消費者団体(Consumentenbond)は多くのドロップシッピング企業が規則を守っていないと、指摘している。このタイプのウェブショップは在庫を持たず、注文を卸売業者や生産者に転送する。商品は消費者に卸売業者や生産者から直接に送られる。しかし、その過程で様々な問題が発生している。たとえば、長い配達時間、高額な返品費用、あるいは連絡が取りにくいといった問題がよく見られる。また、実際よりも良いレビューをサイトに掲載することも多々ある。
このビジネスモデルは、たとえばスタートアップ企業にとっては便利で、商品仕入れにかかるコストを抑えることができる。しかし、消費者団体によると、ドロップシッピング業者はしばしば問題を引き起こしているという。
調査対象となった企業の3分の2が、義務付けられている返品用の住所や顧客向けの電話番号、有効な商業登記番号を持っていない。また、多くの企業は返品したい顧客に対する費用についても明確にしていないが、これも義務である。
「商品を返品するには、顧客はまず店舗にメールで返品先住所を問い合わせる必要がある」と、消費者団体は報告している。「たいていの場合が中国の住所であり、返品費用が非常に高額になる。そして、いくつかのドロップシッピング業者は返品を一切受け付けない。たとえば、商品がセール中の場合である。ただこれは違法である。」と消費者団体。
画像:Makeshop KnowHow