オランダの人口、1800万人を突破。移民の大幅増加

オランダ中央統計局(CBS)の発表によると本日8月15日、全人口が1800万人に達した。この増加は主としてウクライナやシリアからの難民移入によるところが大きい。人口はここ8年間で毎年100万人以上の流入である。

2022年と23年には死去する人の数は生まれる子どもの数を越えた。しかし移民の増加により人口全体は増え続けている。ウクライナ・ロシアの戦争によりウクライナからの難民が記録的に増えていて、人口増加の11−12%を占める。シリアの難民も同様である。さらにオランダの経済成長は、多くの移民(欧州内から)を引き寄せており、これも増加に加担している。またアジアからの移民も増加している。

ただ出生率は低く女性ひとりあたりの子どもの数は1.43人と1980年代以来最低を記録している。

この人口増加により住宅不足は加速し、これによる移民への敵対意識が深まり、反移民を掲げる現在の極右政府が誕生した。

画像:CBS