学校、教師が足りない! 3,200人不足で教育の質低下

オランダの小中高学校は9月から始まる来年度に十分な教師を見つけられないかもしれない。教育分野での欠員は 3,200 人以上だ。

ANP通信によると、中学校の3校に1校以上、小学校の10校にほぼ1校が、夏休み明けの教師を依然として探しているという。求人情報ウェブサイト Meesterbaan には、過去 3 日間で 400 件以上の求人が追加されている。

教育分野の欠員の数は、2019 年 7 月初旬のほぼ 2 倍となっている。ほとんどの求人はランスタッド(西部)の主要都市だ。しかし、それ以外の地区でも教師の需要は高い。たとえば、アイントホーフェン、ティール、アルメロには数十の求人が出ている。

UWVの労働市場アドバイザーは、教師不足の原因は人口の高齢化、すぐに教育を辞めてしまう新任教師、教師養成コースからの流入不足であると指摘する。

「初等教育向けの教師養成学校Paboの人気が再び高まっている。しかし、中等教育向けの教員養成コースの学生数はここ何年も減少している。」

教育は人材面で最も大きな課題を抱えている分野の 1 つだ。 「最近、労働市場の逼迫がいくらか緩和しつつあり、最悪のピークは過ぎたように見える。しかし、これは教育には当てはまらない。教育は悪化するばかりだ。」給料は低く仕事量が多い教師の人材を増やすのは難しい。

別の業界からの参入者のトレーニング、仕事量への取り組み、ティーチングアシスタントの配置に解決策があるといわれている。オランダの教育が脚光を浴びていたのは過去のことになりつつある。