物品税収入、記録的レベルに上昇

オランダのアルコール、ガソリン、タバコなどの品目に対する消費税収入は、今年最初の数か月間で過去最高を記録し総額29億ユーロ以上となった。
CBS(中央統計局)のチーフエコノミストによれば、2008年からこの数字を追ってきたが、現在はこれまでの最高値になったと語る。
2008 年の第 1 四半期の物品税収入は 26 億ユーロだった。 税収総額は 342 億ユーロだった。これが
今年最初の数カ月間の税収総額は733億ユーロに達した。 「このうち29億ユーロは物品税によるもの。総税収はほぼ2倍となったが、物品税は相対的に低い。それでも過去最高額に達している」
たとえば、2008 年には物品税は全税金の 7.7 パーセントを占めていたが、現在は 4 パーセント程度に留まっている。政府は伝統的に税金の大部分を 付加価値税(VAT) と給与の源泉徴収税から徴収している。今年はそれぞれ190億ユーロと180億ユーロに達し、法人税(110億ユーロ)と所得税(90億ユーロ)が続く。
今年の記録的な物品税収入は主にガソリンとタバコによるものである。タバコによる税収はますます増えており、第1四半期は7億2,500万ユーロ。 これには4月1日からの新たな物品税引き上げが含まれていない。それでもタバコにかかる税金は高く、喫煙者は禁煙するか海外でタバコを購入するといった防衛手段を迫られている。