オランダのエネルギー使用量、年々大きく低下
オランダの総エネルギー消費量は 2000 年と比べて 17% も減少している。この期間、石炭、天然ガス、石油などの化石燃料の消費量は 26%も 減少した。ただ石油および石油製品の使用量の減少は少なく6%に留まったと中央統計局(CBS)が報告している。これに対し、再生可能エネルギーの消費量は、測定期間中に 500% 以上増加している。
道路交通の総エネルギー消費量は 2000 年以来 10% 減少した。運転者数は増加したが、車自体はより経済的になっている。ディーゼル燃料の使用料も22%減っている。ディーゼル車の販売が減り、走行距離が減ったことも一因だ。
石炭と天然ガスの消費量減少により、エネルギー部門と農業部門のエネルギー消費量はいずれもほぼ4分の1減少した。これらの部門では、太陽光や風力などの再生可能エネルギーによる電力生産が増加している。
また近年の省エネの向上(断熱材やヒートポンプ)、暖冬、天然ガス価格の上昇により、家庭でのエネルギー消費量はほぼ30%減少している。