マクドナルドのポテト、広告に偽り

オランダのファーストフードチェーン「マクドナルド」は、店頭で販売しているフライドポテトを「ジャガイモと塩だけ」と宣伝することができなくなる。食品管理委員会のフードウォッチは、広告に偽りありとして告訴し勝訴した。

マクドナルドは今年オランダの大手新聞フォルクスクラント紙に一面広告を掲載、その中で「ポテトはオランダで一番美味しいオランダ産ジャガイモを使い、塩以外の添加物なし」と謳った。しかし実際には、二リン酸二ナトリウム(安定剤)やブドウ糖そして植物油が混ざっているという。

フードウォッチによれば、これらの添加物が入っている事自体は問題ないのだが、消費者が不純物なしだと理解するような広告だという。

異議申し立て期間は終了しており、決定は最終的なものとなる。広告法委員会は罰金や罰則を課すことができないため、フードウォッチはマクドナルドに対し「即時かつ公的是正」を要求している。