新ニシンは水曜日から店頭に

オランダ人が待ちに待った新ニシン(Nieuwe Haring)のシーズンが始まる。オランダ漁業協会は6月18日火曜日に最初のニシンの競りを行い、シーズンの開始を祝う。この競りは伝統的なもので、競りでの売上はチャリティに寄付される。昨年は15万9500ユーロが寄付されている。

今年の新ニシンが店頭に出回るのは競りのあとの水曜日か木曜日から。「Hollandse Nieuwe」という旗や看板が店頭に出る。シーズンを決めるのはニシンに含まれる脂肪の割合が既定値に達したときになる。今年はこれが6月18日と協会が決定した。昨年は予定していた時期の脂肪量が少なかったため、新ニシンのシーズンを少し延期せねばならなかったという経緯があった。

新ニシンの到来を祝うのは旗の日(Vlaggetjesdag)と呼ばれており、各地でパーティなどのイベントが開催される。最も有名なのがスヘーフェニンゲンで行われるお祭りだ。イベントは初ニシンの開放日の週の土曜日。今年は6月22日(土)となる。

初ニシンはそのまま食べたり、オランダ人のようにサンドイッチにしたり、酢飯に乗せておろしショウガと醤油で食べるのが美味しい。