アムステルダム、世界で最もサステナブルな街

世界的な建設とコンサルティング企業アルカディス(Arcadis)は、「持続可能な都市指数2024」を発表した。この調査結果を通じて気候変動と都市の持続可能性の課題に取り組むための迅速な行動を呼びかけている。
Arcadisのレポートは、2030年の国連持続可能な開発目標(SDGs)の達成期限まで約2000日しかないことを警告している。新しいレポートでは、持続可能性でトップを占めるアムステルダム(1位)、コペンハーゲン(3位)、ミュンヘン(5位)などの都市と、ニューヨーク(48位)、ボストン(56位)、台北(62位)などの遅れを取っている都市との間に明確な差があることを明らかにした。
Arcadisの「持続可能な都市指数(SCI)」は、100の都市を「環境(Planet)」、「人(People)」、「利益性(Profit)」の3つの柱で評価している。重要なデータポイントには、大気汚染、廃棄物管理、低炭素インフラ(再生可能エネルギーや持続可能な交通手段を含む)への投資、経済パフォーマンス、社会的公平性、自然災害への回復力などが含まれいる。今年は初めて、「発展(Progress)」という第4の柱が追加された。
全体として、ヨーロッパの都市がSCIのトップを占めている。特にドイツの4つの都市(フランクフルト、ミュンヘン、ハンブルク、ベルリン)は、上位10位にランクインしている。これらの都市は、水の衛生と廃棄物管理、低温室効果ガス排出などで成果を上げている。北米の都市は利益の柱で上位にランクインしているが、全体のランキングでは賃金水準や生活水準が経済成長に追いついていないことが示されている。
トップ20 | ワースト 20 | ||
---|---|---|---|
1 | Amsterdam | 81 | Santiago |
2 | Rotterdam | 82 | Mexico City |
3 | Copenhagen | 83 | Mumbai |
4 | Frankfurt | 84 | Sao Paulo |
5 | München | 85 | Delhi |
6 | Oslo | 86 | Buenos Aires |
7 | Hamburg | 87 | Bangalore |
8 | Berlijn | 88 | Hydrabad |
9 | Warschau | 89 | Rio de Janeiro |
10 | Londen | 90 | Lima |
11 | Seoul | 91 | Calcutta |
12 | Stockholm | 92 | Bogota |
13 | Edinburgh | 93 | Manila |
14 | Parijs | 94 | Cairo |
15 | Dublin | 95 | Lagos |
16 | Wenen | 96 | Kinshasa |
17 | Brussel | 97 | Cape Town |
18 | Singapore | 98 | Nairobi |
19 | Shanghai | 99 | Johannesburg |
20 | Beijing | 100 | Karachi |
詳細およびレポート全文はこちら