なぜ中国のウェブショップが突然人気に?
中国のウェブショップTEMUが世界中でそしてオランダで異常な人気となっている。アプリストアでも現在ナンバーワンのダウンロード数だ。家庭用品からスポーツ用品、衣料までとにかく安い。ただ品質は良くないし、違法労働も使われているという。
Temuは当初はAliExpress(アリ・エクスプレス)やWish(ウィッシュ)の競合と見られていた。現在では両者を合わせたような衣料から電気製品までを揃え、とにかく安い。Temuは中国のPinduoduo(拼多多)社の子会社である。
Pinduoduo社(拼多多)は先週、株価が1797億ユーロという想像を絶する高値をつけた。この成功の裏にはこのTemuがあるという。
Temuの商品はこれまで安いと思われていたAli Expressよりも安い。1枚1ユーロというようなあり得ない衣料品もある。この成功の裏には莫大な広告戦略がある。フェイスブックを見てもインスタグラムを見てもTemuの広告が目に付く。また無料で商品が当たるようなゲームも用意している。
マーケティングやロジスティックスもこれまでの格安中国サイトとは一線を画していると、専門家。また商品は購入せずに自社工場で製造している。自社工場とは言うものの、各工場が競いあい値段を下げている。そのため品質を下げることも厭わない。児童労働や違法労働なども当然だという。
品質の問題のほか、個人情報の漏洩も問題となっている。購入者の情報は中国政府に渡る可能性も高いという。 (参照:RTL Nieuws)