オランダ、雑貨チェーン「ブロッカー」新コンセプト導入

雑貨、電化製品、などを売る小売チェーン「ブロッカー(Blokker)」は、他のチェーンが洗練されていく一方で、旧態依然としたデザインや店舗内装でイメージは下り客離れが目立っている。エラスムス大学のマーケティング専門のモレナー教授によれば「ブロッカーは機能を追求しているだけの店で、店舗を楽しみながら歩くという気にはなれない店。その上、店舗内のルーティングは煩雑で何か探そうとしてもなかなか見つからない。」

そこでブロッカーは店舗のイメージ改善に乗り出すことになった。社長のペータース氏は「古臭いイメージを払拭して、リビングルームにいるような雰囲気を作りたい。」と意気込んでいる。

ブロッカー社は家族経営の非上場企業で11カ国に14の店舗チェーンを持つ。ゼノス(Xenos)、クック&Co、ビッグ・バザー、レーン・バッカー、インタートーイズ(玩具)、バートスミッツ(玩具)などがその傘下にある。ブロッカーチェーンはオランダだけで620店舗を展開している。

新店舗のコンセプトは「オムニチャネル」。 店舗に居ながらにしてオンラインで購入でき品物は家に届けられる。また店員がスマートフォンを持って歩き回っているので、そこからも直接オンライン購入が可能。またヘアドライヤーや髭剃りといった美容用品のそばにはスクリーンがあり詳細情報を知ることができるといったもの。
最初の新コンセプトを導入したショップはアムステルダムに開店する。

ブロッカー新店舗