「解放記念の旗と農家の抗議の旗は共存」オランダの退役軍人会
日本では8月15日は終戦記念日。オランダでは旧植民地インドネシアが日本軍から解放された日である。毎年インドネシアで終戦を迎えた軍人らが記念の式典を行い、オランダの国旗が掲げられる。
これとは別に数週間前から道路沿いや住宅に、オランダの国旗を逆さまにした反旗が並んでいるのを見かける。これは政府の窒素削減政策による農家削減に対する抗議の旗である。通常のオランダの国旗は赤白青が縦に並んだものだが、農家の抗議の旗は青が上に来ている。
オランダ退役軍人会(NLVi)は、この日のために農家の抗議旗を撤去するよう進めていた。しかし本日退役軍人会は、「農家の抗議に関しては中立を保つ。」と発表、国旗と抗議旗の共存を認めた。農家の抗議に関しては中立の立場だが、デモの権利には言及。「我々は自由な国に住んでいる。抗議の権利を認める。」とコメントしている。