今日から夏時間、日本との時差7時間に
27日日曜日午前2時、これまでの冬時間が夏時間に変わった。時計の針を1時間進めることになるため、これまでの7時が8時となり、多くの人にとって睡眠時間が1時間減る。日本との時差もこれまで8時間だったのが7時間になる。
夏時間になると、夜明けが遅くなるが、夜は遅くまで明るくなる。夏時間制度は日中の時間を長くし、電光によるエネルギー節約を目指すのが始まりだった。しかし、時間調整で身体のリズムに支障をきたすということで反対する人も少なくない。EUでは、3月の最終日曜日に夏時間を採用し、10月の最後の週末に冬時間(標準時間)に戻る。
欧州議会で夏時間の廃止について長い間検討されてきたが、昨年過半数が廃止に賛成した。EU加盟国はそれぞれ夏時間を採用するか否かを決定できることになった。しかし、国をまたぐたびに夏時間であったり冬時間であったりするのは混乱を招くため、この決定は延期となっている。同じく夏時間を採用している米国では、3月の始めに上院で永久的に夏時間制度を続けることが採決された。