レズビアンカップルの子供、両親の親権が認められる

オランダでは同性カップルの結婚は公式に認められているが、レズビアンのカップルの一人が子供を産んだ場合にはその女性のみが親権を得ることができていた。それが昨日から両方の女性に自動的に親権が与えられることになり「ダブル母親」が法的にも認められることになった。これまで、生みの親ではないほうの女性は、子供を養子にするなど複雑でかつ高額な法的手続きを踏まねばならなかった。

オランダ北東部にあるズウォレ市の市役所では火曜日の8時に5組のレズビアンカップルの子供の一方の母親に親権が与えられた。またアムステルダムでは安全司法省のテーフェン大臣とファンデル・ラーン市長によって、生みの母親だけでなくパートナーの女性(ダブル母)も母親として自動的に認知されることを記念した晴れやかな式が執り行われ、3組のカップルと子どもたちがこのパーティに出席した。オランダでは昨日だけで合計20組のレズビアンカップルの母親が親権を獲得している。

男性のゲイカップルの場合にはまだこれが認められていない。女性の場合は産みの母は自動的に母親として認知されるが、男性の場合には養子縁組という手続きをとらねばならない。