オランダの救世軍の面白い試み

社会福祉事業などを行っているキリスト教団体である救世軍（Leger des Heils、Salvation Army）は、リシェア・ストアと呼ばれるセカンドハンドの服を売る店舗をフローニンゲンに開店した。このショップは通常のセカンドハンドショップとは違うユニークなコンセプトが売りだという。学生の多いフローニンゲン市では、低所得者だけでなく可処分所得が少ない学生もターゲットにしている。

救世軍はすでにこの５０／５０と呼ばれるショップをロッテルダム、マーストリヒト、アムステルダムに開店している。５０／５０ショップでは、自然素材の服、ビンテージの家具、オーガニックの化粧品などを売っているが、面白いのはショップが新進ファッションデザイナーやその卵たちのショールームでもある。デザイナーたちはここで古い服を買って改造しトレンディな服を制作、それをこの店で販売しているのだ。救世軍はさらに古い綿布から新しい繊維を作り出し、これを全く新しい服にするという試みも行っている。
このほか、５０／５０は、ホテル、ケータリング、レストランなど各種事業にも取り組んでいる。

５０／５０ stores