オランダ失業率下がらず

本日発表されたオランダ中央統計局の統計によれば、2013年度の失業率はすべての州で上昇を示した。その中でもアルメール市などがあるフレーフォランド州での失業率が最も高く、その後にフローニンゲンそしてフリースランド州と続く。フレーフォランド州の失業率は10.9%、フローニンゲン州とフリースランド州も9%以上であった。オランダ全土平均では、就業人口の8.7%が失業しており、この数字は今年の1月には8.6%(67万8千人)にまで上昇した。
失業率が最も低いのは南西部にあるゼーランド州で5.8% ユトレヒト州、北ブラバンド州、ヘルダーランド州も8%以下に収まっている。

都市別に見ると4大都市の中ではアムステルダムの失業率増加が顕著で2012年には7.9%であったのが2013年には10%以上を記録した。ロッテルダムの失業率は最も高く14%、これに対しユトレヒトは8.3%と平均並であった。

ちなみにオランダの「失業」の定義は欧州の基準とは異なり、現在の就業時間が1週間に12時間以下でこれ以上仕事をしたいという意志があり就業が可能であって、過去2週間仕事を探していた状態をさす。ただし数週間以上求職をしていない状態が続くと失業者としてカウントされなくなる。欧州他国での定義では1週間に働いている時間が1時間以下での求職状態をさす。