年末年始のウィンタースポーツは諦めたほうがいい、アウトブレイク管理チーム

オランダのアウトブレイク管理チーム(OMT Outbreak Management Team)は、年末年始にかけての国外でのウィンタースポーツ旅行は避けるべきだと発表した。国外旅行はコロナウィルス感染と拡大リスクが高いと政府に提言している。OMTは今年の夏以降、特に若者が外国旅行でコロナウィルスに感染していると指摘した。

また「コード・オレンジ」地域と指定されている地域や国からオランダに戻った人の4分の3は、自宅隔離という規則を守っていないことも指摘。さらにウィンタースポーツを楽しむ地域では、集団での移動や外食などで、人との距離を保つのが難しい。

OMTの提言には従わずにウィンタースポーツに行く人も出てくると予想される。帰国後コロナウィルススピード検査をすれば自宅隔離は必要ないと考える人も多いが、これは間違いだとOMT。 検査はあくまでもその時点の状態を知るもので、検査数日後に病状が出る人もいる。したがって検査の結果が陰性でも10日間の自宅隔離は必須である。

OMTのこの提言に対し、旅行業界団体であるANVRは苦言を呈した。もうすでに逆風にさらされ経営に窮している旅行業界は、このアドバイスで「安全な地域」への旅行者も減ると不満を隠せない。たとえばカナリア諸島などはオランダ国内より安全だとANVR。

OMT