今日からイスラム教徒のラマダンが始まる。
イスラム教徒は今日からラマダンの月に入る。オランダに住むイスラム教徒たちも例外ではない。職場や学校で、日中は一滴も水を飲まず何も食べないという人たちに遭遇し驚く人もいるかもしれない。ラマダンは日の出から日没まで飲まず、食べずそして喫煙もしない。断食で体を清めるという。
しかしラマダンは単なる断食だけではない。この期間には、寛容、慈悲、連帯に焦点が当てられるという。この中にザカートと呼ばれるイスラム五行が含まれているが、これは貧しい人への義務的喜捨すなわち財政援助である。オランダに住むイスラム教徒たちも例外ではなく、国内外の同胞bの財政援助する人が多いという。
オランダ国営放送NOSがインタビューした人には、インドの一番貧しい地区へ飛び、一ヶ月間貧しい人たちに食事をするお金を配る人がいる。友人や家族から集めたお金でインドに飛び、直接貧しい人に喜捨する。「慈善団体を通すとどこにお金が行くのか見えないが、自分が行けば困っている人々に直接与えられる」とムラディンさん。他にもアルメールでスポーツスクールを経営するバクルさんは夜中に若者にジムを無料で開放している。体調を整えるだけでなく非行を防ぐのが目的だという。