10月28日から冬時間に。来年のサマータイムは未定
10月28日(日)から冬時間が始まる。28日の明け方3時に1時間時計の針を戻すことになる。つまり、夏時間の朝7時が、冬時間の朝6時となる。これによってこれまでより1時間長くベッドにいることができるはずだが、なぜか体調がすぐれないという人が多い。疲労感、不眠、鬱などの症状が1週間ぐらい続くらしい。オランダ人の2人に1人は、この体調不調は体内時計が狂ったことから生じていると答えているが、この疲労感は数日から1週間で消える。冬の天気の悪さもこの鬱感に拍車をかけているのかもしれない。冬時間は毎年10月最後の日曜日に始まり、夏時間の始まる3月の最後の日曜日まで続く。
今回の夏時間から冬時間への変更はもしかして今年が最後になる可能性もある。9月にEUで夏時間(サマータイム)の廃止が支持されており、各国が独自に夏時間・冬時間制度の継続か廃止を決めることになる。この時間調整の廃止を決めるのに重要な要因となったのは、時間変更がもたらす健康面での弊害と、EU委員会の調査でサマータイムの導入でエネルギー節約になっているのは僅か0.5%から2.5%の効果しかないという結果が判明しているからである。