「格安航空会社がレリースタット空港を選ぶなら、スキポールから出ていくべき」KLM

アムステルダムの東、フレフォランド州にある空港レリースタットが拡大し、格安航空会社を集めている。これに対しKLMのエルベルス社長は、「格安航空会社がレリースタット空港を選んだらスキポール空港での発着便を減らすべき」だと国会尋問にて発言した。

格安航空会社がスキポール空港から撤退すれば、KLMはさらに拡大の余地があると考えている。格安航空会社はアイントホーフェンなどの地方空港に拠点を移しているものの、スキポールでの発着も保持しているため、空港の混雑は解消できず、KLM便の増強も不可能になっている。この状況を防ぐために、エルベルス社長は今回このような発言をしたもの。

「KLMに利があることはオランダにとっても国益となる。」と同社長。観光客満載のバルセロナ行き飛行機より、インドのバンガロール向け便のほうが重要だ。日系企業を含め多くの外国企業がアムステルダムに欧州本社を置くのは、スキポール空港があるからだと、経済的な重要性を強調した。