アムステルダム市「エアビーアンドビー」での部屋貸し最高60日まで、規制強化
アムステルダム市内では、増え続ける旅行者による騒音などで住民からの苦情が増加している。とくに自分の部屋や家を旅行者にシェアする「エアビーアンドビー(Airbnb)」の利用者が増えたことで、同じ建物内の住民からの苦情が高まっている。オーナー自身は家に住まずに1年中旅行者に貸し続けるというケースも少なくない。これは違法ホテルと見なされる。アムステルダム市はエアビーアンドビー本社と協議の上、部屋の貸出を年間最高60日までの規制を行うことを決定した。
来年1月1日からエアビーアンドビーで登録するアムステルダムの物件には、カウンターが表示され、貸出総日数が出るようになる。そして60日が経過すると物件はサイト上で借りることができなくなる。これまでも60日ルールはあったものの、実際にエアビーアンドビー社によって規制されることはなかった。今回の協議の結果、サイトが市に協力することになり、規制を守らない物件はサイトが削除するという。
さらに2017年春からアムステルダム市は違法ホテルを通報するサイトを設け、取締りを強化する計画だ。違反の罰金は最高で5万ユーロ。