アムステルダムの19歳のハッカー、ユナイテッド航空は無料で

アムステルダムに住む19歳の男性オリビエ・ベグさんは、ユナイテッド航空での旅はすべて無料になる。オランダ国営放送NOSによれば、ベグさんはユナイテッド航空のコンピュータ・システムに不正侵入(ハック)し、同航空のシステムに20のバグ(エラー)があると通報した。ユナイテッド航空はいわゆる「バグ発見報奨金制度」を設けており、ハッカーがバグと呼ばれるシステムの脆弱性を発見した場合に報酬としてマイレージを与えている。

ベグさんは今回のバグ発見でなんと最高の100万マイルをゲットした。このマイレージでかなりの航空旅行ができる。最近ではラスベガスに行き6000マイル・ポイントを使ったが、100万マイル・ポイントを使い切るにはかなり時間がかかる。
この「バグ発見報奨金制度(bug bounty program)」は、フェースブックやグーグルといった企業でも活用されており、ハッカーたちにシステムの脆弱性を指摘して貰う代わりに報酬を出すという制度だ。