オランダ、5月4日戦没者追悼記念日
5月4日は第2次世界大戦そしてそれ以降の戦争で命を落とした人々を追悼する日。5日は、オランダがドイツ軍の占領から開放され実質的に戦争が終了した日で、解放記念日として祝賀が行われる。
4日夜はアムステルダムのダム広場にある戦争記念碑の前で国王、女王などが献花する。このほかにも各地で追悼の式が開催される。ユダヤ人が第二次世界大戦中にドイツやポーランドの強制収容所に送られる前に、一時的に集められた通過収容所が、オランダ東部のヴェステルボルクにある。ここではホロコーストで亡くなった人々を追悼する式典が開かれる。
午後8時、全土で2分間の黙祷が行われる。黙祷は式典会場だけでなく、すべての公共交通機関(列車やトラム)や駅の飲食店内で実施される。列車やトラムは2分間停止する。車を運転している人は、近くの駐車場で黙祷するよう運輸省は促している。