オランダ、立憲君主制支持者減る。

今日は国王誕生日。オランダ全土でお祭りが開催され王室の色オレンジに染まる日である。さてオランダ王国はその名が示すように立憲君主国である。国王であるウィレム・アレクサンダーやマキシマ女王はいまだに国民の間で人気であるが、君主制に関してはこれを支持するという人が減っている。

2013年に退位したベアトリクス女王から現在のウィレム・アレクサンダーが王位を継承したが、この時点から立憲君主制の支持率は下降を続けている。オランダ国営放送NOSの調査によれば、当時は78%だったが現在は65%の支持率にとどまっている。ただし、共和制よりも立憲君主制を望むという人は3分の2で、過半数を上まっていることも事実だ。

君主制には必ずしも満足はしていないが、国王と女王の人気は別もので、オランダ人は国民に近い気さくな人柄を評価している。ただし、王家が受け取る活動費(給与)については高すぎると考える人が10人に6人にも上る。国王は毎年87万ユーロ(約1億円)そして女王は34万ユーロ(約4000万円)を受け取っている。